あかん優勝してまう
先月の交流戦直後は最大で8ゲーム差を付ける好調ぶりに、虎党の筆者も浮かれるを超えてチョット白けて来たのだが、Gの猛追に「やっと面白くなってきたな、ライバルが弱いとつまらん」などと、あくまでも上から目線で見守っている。
それはさておき、阪神の話なのだが本題は球団のほうではない。阪神バスである。但し3冠王の最強助っ人外国人でもない。選手登録名のすったもんだと阪神バスは若干関係あったようだが、その話でもない。時事的に稍遅れたが月末は記事に感けていられる時間が無かった。
【阪神バス㈱】沿線企業の送迎を路線バスで代替~地域社会と連携した輸送資源の効率的な活用への新たな取組み~(6月28日 阪神電鉄公式 ニュースリリース)
あまドラ(尼崎の教習所)の無料送迎バスと地域の路線バスを融合する試みを始める、というもの。
鉄道と違い、何かと小回りの利く乗合自動車線は地方ローカルに限らず都市部完結路線でも度々改廃が行われる、かなりシビアな世界だ。偶に兵庫県であることを忘れ、ほぼ大阪市尼崎区のような50万都市だが市営バスは2016年に廃業し路線バスは阪神が引き継いでいる。
兵庫県内でも市営交通は姫路市や明石市でも2010年代に撤退しており、公営で維持できないものを民営に丸投げしている事例は県内に限らず各地で枚挙に暇がない。
21年2月にJR西日本が赤字ローカル線の在り方を見直すと発表し、今月から各地で次々と検討会や協議会が立ち上がるが「鉄路廃止のうえバス転換」がニワカの評論家気取りや鉄ヲタが言うほど容易ではないことは、バス事業の視点から見ると良く分かる。
交通網の維持は必須で、なるべく現状の形態は変えたくないが金は出せない自治体側と、赤字部門は一刻も早く切りたいが国交省の手前、相応のステップは踏まなければならないJRとのプロレスの中で、この阪神バスの試行は参考になる部分がありそうなものだが。
尤も教習所の集客も請負うということは、延いてはマイカー族という公共交通の商売敵を増やす自殺行為ともいえるんだよなぁ。教習生が年老いて免許返納したのち再び乗客として戻ってくるまで50年以上待ちとか超ロングスパンなビジネスモデルだなw(ニュースリリースまでキチンと読んでいればジョークだってわかるよな?)
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