湯沢町でMaaS(マース)の実証実験

7月15日の日経新聞などで報じられたが、16日から湯沢町(越後湯沢)で実証実験が始まる。


始めに断っておくが設置線ではない。六神合体でもなければ虎の最強助っ人外国人でもない。ましてや「みどりの窓口」にも設置されていない。(全部ツッコミ入れてくれた人、おおきに!)


MaaS(マース)の概要は下記リンク参照。

日本版MaaSの実現に向けた最近の交通政策の動向について2019年9月11日 国土交通省関東運輸局交通政策部交通企画課 栃木県生活交通対策協議会講演資料)

令和2年度 日本版MaaS推進・支援事業38事業について(2020年7月31日 国土交通省)


ざっくり言うと、公共交通網を地域の交通事業者などが一丸となり国や都道府県、自治体の後援で運営していく事業形態である。建設業のJVとかアニメやゲームのメディアミックスみたいなもん?

国交省の資料にある通り、湯沢町に限らず昨今の社会問題として全国各地で展開されている。最近流行りの?サブスク(定額サービス)で地域内相互間の移動を担う。


で、本題の湯沢町の実証実験概要は下記リンク参照。

管内初! タクシーの“サブスク”登場!~新潟県湯沢町の2社 定額タクシー券を導入~(2021年7月12日 国土交通省北陸信越運輸局自動車交通部)

湯沢版 MaaS オペレーション業務 仕様書(エヌシーイー株式会社 実証実験を監修する地域のコンサル会社)


バスは岩原に拠点を置き、湯沢の中心街と中里方面とを巡回するようだ。定額タクシーは在住者でないと厳しそうだが、バス利用のほうは余所者にもワンチャンありそう。専用のきっぷも作成されるようで興味深い。


現在、越後湯沢以南の上越線は鈍行一日9往復の閑散路線。「とき」が現役時代の設備を持て余しているローカル山岳路線でしかなく、電車は朝と夕方以降しか運行されない。日中需要が無いのは、日用の移動は基本マイカーだからだ。

また湯沢町は首都圏などからの移住促進に力を入れているが、移住者には車を持たない層も多く移動手段に乏しいことも問題だったようだ。マイカー族の取り込みも然ることながら移住促進の決定打にすることを町は主眼としている。


旧・ここは無人駅です。と、駅員から説明を受けたマニアな僕は困惑を隠せなかった。

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