相鉄大和の駅長企画
一応は21000 系デビュー記念入場券発売の告知だが、ニッチなマニアとしてはメインである筈の記念きっぷよりも付帯事項のほうに注目してしまった(笑)
11 月 27 日(土)から、限定 2,500 セット「相鉄 21000 系デビュー記念入場券」を販売
大和駅では限定 100 セットの「補充回数券」の販売会も開催(11月16日 相模鉄道ニュースリリース)
9月下旬に東武が公式ゲリラ販売を実施したことは記憶に新しいところだが、回数券の制度自体が見直される趨勢にある中で、コロナ禍による減収に喘ぐ同じ関東大手として非常用の補回を蔵出し放出するのだろう。
消える回数券 ~後継ポイントサービスとその課題~(運輸と経済 第81巻 第9号 ’21.9)
但し相鉄では東武と違い補回の特別販売に先立ち、回数券廃止の予告があった訳では無い。東武の販売状況を見た相鉄が、大和駅でマニアの反応を見るのだろう。好評なら別の機会を設けるかも知れないし、穿った見方をすれば回数券廃止の布石かも知れない。
さて、販売情報の話に戻るが注意書きにある通り(当該事項のみ抜粋)
・駅名、日付はゴム印での押印となります。(日付は西暦表示です)
・発券番号の指定はできません。
・長期保管品につき若干のスレ、汚れ、折れがある場合があります。また、スタンプ等に多少のずれ、曲がりなどが発生する場合がありますが、ご了承ください。
記念切符販売に乗っかった企画だけに、補回本来の存在意義とか通常仕様のきっぷをコレクションとして買い求めるマニア側で予め踏まえておくべき基本的内容、趣味人としての暗黙知をクレーム予防のためとは言え態々書き示さなければならないのだから面倒な時代になったよな。蔵出し品は出札時点で紙ヤケ、シミ、シワなど想定して然るべきだし、正規の記入や印影を汚れと宣うバカもいるからなぁ。
そういう意味では人を選ぶ趣味分野だと思う。今回は1人1会計につき1部(3種1冊ずつ)限定だから、ほぼワンチャンのガチャ状態になるだろうが、仮に今回販売される100冊が全部ヤケていても発狂しちゃダメなのである。この趣味は「あるがまま」を受け容れる器量が必携事項だ。
ゲームガチャと違って景品表示法の規制を受けないから、例え全部ハズレでも違法ではない。通常仕様のきっぷをコレクションアイテムとして買い求める道の闇は深いのである(笑)
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