木次線 第四ラウンド
23日の「第4回 木次線観光列車運行検討会」は沿線自治体がJRにグーパンで殴り掛かったと言うか、直球勝負を挑んだ形になった格好だが、軽くあしらわれたようだな。
もう今の段階で「新車導入のための支援を検討しても良いから、後継車導入オナシャス!」って、自治体側はいよいよ残弾が無いらしい。回答を待つまでも無くNO!を突き返されることが予想できる。
JRにしてみれば、持ち帰って検討する(するとは言ってない)だからな。申入れの段階で既に結果が決まっているようなものだ。もっと言えば、自治体側も回答は想定済みだろう。それでも「JRに食い下がった」と云う実績は残せるからな。
だからプロレス言われるんやでwww
地方紙やローカルニュースも興醒めしたのか、淡白な報道内容だった。
この数か月は双方が大義名分を得るための実績作りの時間であり、ぶっちゃけ今の社会構造と現行の法令ではでローカル線維持など無理ゲーであることを証明する素材集めの時間だった訳だ。これで観光列車が廃止されて、廃線について正面から向き合う段階に移行しても非難轟々にはならんだろ。まぁでも都市部と違って田舎の狭いコミュニティだと支持者の太さが違うだろうから、首長あたりは無傷では済まないだろうが覚悟も無く立候補した訳でもあるまい。
JRのスタンスは徹頭徹尾「現状維持は無理だから合理化を進めるけど、自治体はどうしたい?」である。自治体に金を出せとは言わない。自治体は忖度して提案するしかないが、YESを引き出すのは恐らく(どさん、もとい予算的に)無理だろう。過疎地の自治体に赤字ローカル線を支え続ける財力は無いが、県や国からの税金投入など以ての外である。
本件については次回以降も動向は追うが、着地点が見えているものを改めて話題にするのもなんだかつまらんなぁ。
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