一富士

正月なので初夢の縁起物。(レオタードのお姉さんたちが踊るCMは関係)ないです。


富士山と言えば富士急。リアル登山電車はもとより今年鉄道事業の分社化が予告されている富士急行と傘下企業の岳南電車の話題に興味が尽きない。


昨年末25日から始まった「岳南電車 全線運賃無料(公式)」イベントは指定日にタダで乗り放題と言うもの。観光庁の既存観光拠点再生・高付加価値化推進事業<交通連携型>補助金を活用しており、財源は税金である。

沿線の富士市は観光事業の一環として街歩きの推進に力を入れてきたが、岳南電車の活用も当然のように盛り込まれている。

富士市観光基本計画 改訂版【平成27年度~令和6年度】

JRから無人化や廃止を打診されてから大騒ぎする自治体は猛省してほしい、まじで。


要は外からの観光客だけではなく、地域住民にも電車に乗り地元の魅力を再発見する機会としてほしいわけだ。浅ましい考えのバカどもが集って来ないことを祈る。運賃無料なんだから、マニアなら吉原駅の硬券きっぷ大人買いくらいはしろよな。観光でも地域で金使え。


富士急行系統の各社各線は電車、バス双方でコレクション用に面白い対象が多く点在したのだが、2000年~02年の出札電算化と無人化を境に激減してしまった。入れ替わるようにして、富士市「まちの駅」で記念入場券を扱うようになったのだが、道の駅と違い蒐集ブームにはならなかったな。


本体の富士急行は鉄道事業を引き継ぐ準備会社として「富士山麓電気鉄道」を設立しているが、傘下事業の岳鉄を前例とするならば旧商号の表記が復活するだろう。

会社分割による鉄道事業の分社化に関するお知らせ (21年4月28日 富士急行株式会社プレスリリース)

ただ、日用的なきっぷは今風だから硬券や常備軟式の類は記念きっぷ然としたものに限定されそうだ。





旧・ここは無人駅です。と、駅員から説明を受けたマニアな僕は困惑を隠せなかった。

メインコンテンツは引越ししました。