あくまでもしれっとやる
東急電鉄が鉄道各線(こどもの国線を除く)普通運賃賃の値上げを申請した。
2023年3月の実施に向けて鉄軌道旅客運賃の改定を申請 ~安全・安心にご利用いただける鉄道事業を継続し、公共交通としての社会的責任を果たしていきます~(22年1月7日 東急電鉄プレスリリース)
認可されれば現行130円の初乗り運賃が140円となるが、改定実施が23年3月と昨今話題のバリアフリー化に係る新料金上乗せの時期に合わせて来た。
駅バリアフリーに特化した新料金創設へ(21年11月20日 当サイト記事)
全国の鉄道駅バリアフリー化を加速します! 〜鉄道駅バリアフリー料金制度の創設、地方部における支援措置の重点化〜(21年12月24日 国土交通省プレスリリース)
社会的に受け容れられ易い時機にしれっと実施することが肝要で、且つ使途が限定されるバリアフリー化に係る新料金の上乗せではないところがミソだ。
この手法はコロナ禍に因る経営悪化により、大手他社が今後追随する可能性がある。初乗り同額だけで見れば京王や小田急が怪しいとなるが、戦時中は統合されていたとはいえ分離後74年間の経営状況や沿線の様相はそれぞれ似ているようで異なるし、小田急は小児IC一律50円の一大広告を打ったばかりだからなぁ。
暫くは興味深く見守ることにしよう。あ、普段使いはしますよ、地元だからね。
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